こんにちは、大西です。
今回のテーマは「パンフレット作成で困る前に、制作会社にお任せしよう」です。
ライターやカメラマン、デザイナー、印刷会社への発注や指示をすべて自分で抱えてしまうといずれパンクします。
それでは、どうすればパンクせずに済むのでしょうか? 詳しく解説していきます。
一人ですべてを抱えてしまうと制作が完全に止まる
パンフレットの制作担当者が、作り始めてから完成するまで、10人の関係者とやり取りをすると仮定します。
内訳は、社外のライター2人、カメラマン、デザイナー、印刷会社担当者。
あとは社内スタッフとも何らかのやり取りが発生するはず。
つまり10人の関係者とは、社外5人と社内5人の計10人です。
その10人と連絡を取りながら制作を進めていきます。
ところが、パンフレットの制作担当者は、おそらく他にも業務を抱えているはず。
10人から一斉に連絡が来たり、同じタイミングでお願い事をされたりすると、いつかパンクしてしまうのはなんとなく想像できますよね。
制作担当者として制作をスムーズに進めるどころか、進行を妨げる要因となってしまいます。
いわゆるボトルネックです。
私も編集者を始めた頃は、段取りが良くなくて、遅い時間まで働いていました。
やり取りする人の数を減らそう
パンクになるのを防ぐには、どうすればいいのか……
その答えは、「やり取りする人の数を減らす」です。
例えば、10人を6人に減らせないかと考えてみます。
ライティングや撮影、デザイン、印刷を制作会社の編集者にまるっと任せてしまえば、6人に減らすことができるのです。
▼直接やり取りする人 改善「前」は計10人
- 社内スタッフ5人
- ライター2人
- カメラマン1人
- デザイナー1人
- 印刷会社担当者1人
▼直接やり取りする人 改善「後」は計6人
- 社内スタッフ5人
- 制作会社の編集者1人 ※編集者がライターやカメラマン、デザイナー、印刷会社担当者とやり取り
もっと重要な業務に時間を割こう
制作会社の編集者は、ライターやカメラマン、デザイナー、印刷会社担当者と連絡を取り合って、てきぱきと仕事を進めてくれます。
というのも、自社発行の出版物を作るときは、日頃からそのような体制で進めているので、ライターやカメラマンとの連係に慣れているのです。
パンフレットの制作担当者は、やり取りする人を11人から6人に減らした分、時間に余裕ができて、もっと重要な業務に時間を割くことができます。
段取りのいい制作担当者は、12月〜1月の年末年始、2月〜3月の年度末に慌てることのないよう、その数カ月前から制作会社の編集者に相談をしています。
でも、制作費が増えてしまうのでは……?
と心配になるかもしれませんが、最近は印刷費の相場が下がっていたりするので、制作会社にまるっと依頼したほうが、トータルの制作費を抑えられるケースが多々あります。
年末年始や年度末の数カ月前に、制作会社に相談しておけば、後で困りません。
相談するだけなら費用はかかりません。
というわけで、今回は「パンフレット作成で困る前に、制作会社にお任せしよう」というテーマで解説しました。
ライターやカメラマンへの発注や指示をすべて自分で抱えてしまうといずれパンクします。
なるべく早いタイミングで動きましょう。