こんにちは、大西です。
今回のテーマは、「パンフレットの作り方…サイズ・印刷方法・表紙」です。
最初に大事なポイントを抑えておくと、後の作業がスムーズになり、仕上がりが良くなります。
パンフレットを作る上で大事なポイントを解説していきます。
パンフレットの作り方…サイズ・印刷方法・表紙
何も決めずに制作を進めてしまうと、後で変更が多発して、作業が混乱してしまいます。
大事なポイントとして、6項目を挙げてみました。
- サイズ
- ページ数
- 製本方法
- 用紙
- 表紙
- 納品日
一つずつ掘り下げていきます。
サイズ A4か、B5か
A4とB5、どちらにしようか……
誰しも最初は迷うと思います。
こういう場合は、他のパンフレットを見てみるのが一番です。
パンフレットの一般的なサイズはA4かB5で、A4は297mm✕210mm、B5は257mm✕182mm。
特にA4はコピー用紙として使うので、サイズはイメージしやすいかと思います。
A4とB5、金額に違いはあるのだろうか……
と気になるかもしれませんが、A4とB5の印刷費はそれほど変わりません。
ところが、A4はB5よりもサイズが大きいため、文字や写真を掲載できるスペースが増えます。
そのため、情報量が少なすぎると、すかすかした印象を読者に与えるかもしれません。
逆に、写真メインのパンフレットであれば、B5よりもA4にしておいたほうが、サイズが大きいぶん、写真の印象を読者に与えることができます。
金額が変わってくるのは、サイズよりもページ数です。
ページ数
何ページにすればいいのかな……
初めてパンフレットを作るときは悩みますよね。
そういう場合も、他のパンフレットを手に取ってみて検討するのが一番です。
仮のページ数を決めてしまえば、その後は編集者に台割の作成を依頼します。
どのページにどんな要素を入れたいか、編集者に希望を伝えましょう。
やっぱり4ページ増やしたい……
もちろん、後からページ数を増やしたり減らしたりすることもできます。
ただ、ページ数を変更する場合は、なるべく早く伝えたほうが、他ページへの影響が少ないのでおすすめです。
あとは、ページ数が多ければ多いほど、制作に時間がかかるので、早めにスタートしたほうが後で困りません。
製本方法 中綴じか、無線綴じか
中綴じとはホッチキスで背を止める冊子、無線綴じとは背をのりで固めて表紙をくるむ冊子です。
無線綴じはページ数の多い冊子に向いています。
中綴じと無線綴じでは手に取ったときの印象がかなり異なるので、他の冊子を実際に手に取ってみて確かめると感触がつかめます。
用紙 コート紙か、マットコート紙か
用紙に関してはそれほど急ぎませんが、いずれ決めないといけないことの一つで、コート紙とマットコート紙のどちらかを選びます。
コート紙のほうが光沢があり、マットコート紙はコート紙よりも光沢が少なめです。
写真を鮮やかに表現したいときはコート紙、紙のざらざらした質感を出したいときはマットコート紙にします。
表紙 PP加工ありか、なしか
表紙にPP加工を施すと、写真がきれいに見えます。
ファッション誌の表紙は必ずPP加工を施していますね。
ただ、これも好みなので、ありとなし、どちらも選べます。
ちなみに、弊社の場合、表紙にPP加工のあるものとないものの両方を作ったことがあります。
というのも、PP加工なしにすると、紙のざらざらした質感を出せるからです。
納品日
納品日が分かれば、編集者がそこから逆算して、校了日、校正期間、広告締め切り、原稿締め切り、写真締め切り、ラフ確認期間などを決めることができます。
全体のスケジュールを明確にしたほうが、途中で不安にならなくて済みます。
もちろん後から納品日を変更することもできますが、前倒しになると制作がきつくなるので、最初に決める納品日は早めに設定しておいたほうが安全です。
以上、今回は「パンフレットの作り方…サイズ・印刷方法・表紙」について解説しました。