こんにちは、おおにしです。
2019年〜2020年に弊社から計4冊を発行しました。
編集の仕事をかれこれ17年ほど続けています。
印刷会社に印刷を発注するとき、オフセットとオンデマンドという言葉を目にします。
- これから印刷会社に印刷を発注する。
- オフセットのメリットとデメリットを知りたい。
- オンデマンドのメリットとデメリットを知りたい。
そんな方のために、今回はそれぞれの特徴や違いを比較します。
これから印刷を発注する方は、ぜひご覧ください。
オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いを比較してみた
印刷の方式には2種類あります。それが「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」です。
「オフセット印刷」とは
まず、一つ目の「オフセット印刷」について解説します。
「オフセット印刷」とは、印刷版のインキをブランケットに移し、そのブランケットから印刷用紙に転写する方式です。
「オフセット」という名称の由来は、
- 印刷版のインキをブランケットに移す(→オフ)
- そのブランケットから印刷用紙に転写する(→セット)
です。
「オフセット印刷」のメリットは、大まかに以下の2つです。
- 再現性が高く、美しく、大部数を印刷できる
- 大部数を印刷して1部あたりの単価を安くできる
じゃあその大部数というのは何部のことなんだろう?と疑問に思うかもしれません。
この部数に関しては、印刷会社によって異なりますし、サイズはページ数によって変わってきます。
一番大事なのは、「再現性が高く、美しく」という点です。
「オンデマンド印刷」とは
続いて、二つ目の「オンデマンド印刷」について解説します。
「オンデマンド印刷」とは、版を作らず1枚ずつプリンターで印刷する方式です。
レーザー(トナー)方式かインクジェット方式で印刷します。
「オンデマンド印刷」のメリットは、大まかに以下の3つです。
- 1部から印刷できる
- 少部数でも安く印刷できる
- 納期が短い
ただし、「オンデマンド印刷」にはデメリットもあります。
それは、「オフセット印刷」よりも再現性が劣る場合がある点です。
必ず劣る、というわけではなく、劣る場合があります。
近年は「オンデマンド印刷」の品質が向上しています。
しかし、再現性にとことんこだわる場合は、「オンデマンド印刷」よりも「オフセット印刷」にしておいたほうが無難でしょう。
弊社発行物の場合
参考までに弊社発行物は以下のように印刷方式を使い分けています。
- 『SHONAN BOOK』、『MITO HOLLY BOOK』、パンフレット →オフセット印刷
- ポストカード →オンデマンド印刷
まとめ
- 再現性にとことんこだわりたいとき 「オフセット印刷」
- 納期が短いとき 「オンデマンド印刷」を前向きに検討する
- コストを抑えたいとき 「オンデマンド印刷」を前向きに検討する
- 少部数を印刷するとき 「オンデマンド印刷」を前向きに検討する
こんな考え方で「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」のどちらにするかを選んでみてはいかがでしょうか。