私は日々さまざまなスポーツ現場やインタビュー取材に足を運んでいます。
プロの現場において「録音できていなかった」「データが消えた」というミスは許されません。
だからこそ機材選びは大事です。
この記事では、毎週数多くの取材をこなす編集者の私が、現場で確実に取材するために導入した仕事道具をすべて公開します。
これから記者を目指す方や、広報・SNS担当者の方は、機材選びの参考にしてください。
【録音】絶対に音を逃さない2台体制マイク
インタビューや囲み取材において、音声は命です。私はリスクヘッジのため、「iPhone 17 + DJI Mic Mini 2」と「ZOOM H1 essential」の2台体制で現場に臨んでいます。
iPhone17
日々の必須デバイスです。咄嗟のボイスメモはもちろん、取材現場での動画撮影にも活躍します。動画撮影の際はスマホ三脚の「Ulanzi MT-85」と組み合わせることで、ブレのない安定した記録が可能です。
DJI Mic Mini 2
iPhoneに装着して使用している超小型マイクです。「1TX + 1モバイルRX + 充電ケース」のモデルを選びました。付属の風防(ウィンドスクリーン)が優秀で、強風が吹き荒れる屋外のスポーツ現場でも、クリアに音声を拾ってくれます。
ZOOM H1 essential
録音レコーダーです。屋外では専用ウィンドスクリーン「WSH-1e」を装着して風切り音をシャットアウトしています。バッテリー切れに備え、乾電池は「Panasonic エネループ 単4」を常備しています。
【原稿執筆】スピードと集中力を生み出す環境
取材後に最速で記事にするための、モバイルワーク環境です。
MacBook Air
原稿執筆、写真編集、サイト更新のすべてを担う心臓部です。
長時間のタイピングで首や肩が疲労しないよう、SODIの「ノートパソコンスタンド」で画面の位置を高くして作業しています。
また、ASUSの16インチポータブルモニター「ZenScreen MB166CR-J」で作業領域を広げています。
SDカードの読み込みにはAnkerの「PowerExpand 8-in-1 USB-C」を使用しています。
オーディオテクニカ ワイヤードイヤホン(ATH-CK350X)
原稿の文字起こしや音声チェックには、あえて「ワイヤード(有線)」のイヤホンを使っています。ワイヤレス特有の遅延や、肝心な時のバッテリー切れを防ぐため、プロの現場では有線が最もストレスフリーです。
【撮影】機動力とクオリティを両立するカメラ体制
スポーツの現場とはいえ、私は「専属のスポーツカメラマン」ではなく「取材・執筆も兼任する編集者」です。そのため、超大型のバズーカレンズのような機材は物理的に持ち運べません。
「ワンオペの取材でも疲弊しない軽さ」と「仕事として成立する画質」。この厳しい条件をクリアし、最も費用対効果が高かったのが現在のCanon体制です。
Canon EOS R6 Mark II
試合からインタビュー撮影まで、私の撮影をすべて担うメイン機(ミラーレス一眼)です。スポーツの激しい動きに食らいつく圧倒的なオートフォーカス性能を持ちながら、長時間の取材でも肩が壊れない「軽さ」が最大の選定理由です。
データ飛散を防ぐためデュアルスロット仕様を生かし、信頼性の高いProGradeのSDカード「Digital SDXC UHS-II V60 GOLD 128GB」を2枚挿しで運用。
速写性を高めるためdiagnalの「ニンジャカメラストラップ 38mm幅」を愛用し、悪天候時にはケンコーの「カメラレインカバー EX Lサイズ」で機材を守ります。
Canon RF24-105mm F4-7.1 IS STM、RF100-400mm F5.6-8 IS USM
レンズ選びの絶対条件は「カバンに入るサイズであること」でした。引きの画(標準)から選手の寄りの画(望遠)までをカバーするため、この2本をチョイス。上位モデルの重いレンズに比べ、この2本は驚くほど軽くコンパクトです。スタジアムの階段を上り下りし、その後に原稿を書く体力を残しておくために、この「軽快なレンズ構成」が現場での最適解になっています。
【持ち運び】必要なものへ瞬時にアクセスするバッグ
PGYTECH OneGo Lite 22L
上記のカメラボディ、レンズ2本、MacBook Airなどをすべて飲み込む高性能カメラバックパックです。現場でモタつかず、機材をサッと取り出せる設計が気に入っています。
テンバ TOOLS ツールボックス 6
バックパック内を整理するためのインナーケースです。表面が透明(クリア)になっているのが最大のポイント。マイク、レコーダー、イヤホン、ブロワー、レンズペンといった小物をまとめており、「あれ、どこに入れたっけ?」という現場での焦りをゼロにしてくれます。
【データ保存】クリエイターの命「バックアップ」体制
サンディスク 外付けSSD 1TB(Extreme Portable)
今年撮影した直近の写真・動画データは、読み書きが圧倒的に速いこちらのSSDに保存しています。衝撃にも強く、持ち運びにも最適です。
バッファロー 外付けHDD 6TB(Seagateコラボモデル)
過去(2025年以前)の膨大なアーカイブデータは、大容量でコストパフォーマンスの高いこちらの据え置きHDDに保管し、データの二重管理を徹底しています。
以上、私が現場で愛用している仕事道具をご紹介しました。
