名前のローマ字表記と順番!パスポート・英語での書き方まとめ

英語やパスポートで自分の名前を書く際、姓と名の順番やローマ字の綴りに迷ったことはありませんか?

結論から言うと、日本のパスポートや公式文書は「姓→名」が標準であり、表記には「ヘボン式ローマ字」を使用します。

この記事を読むことで、間違えやすい長音(石井など)の書き方や場面別の順番ルールが分かり、書類や名刺でも迷わず正しく表記できるようになります。

【結論】名前のローマ字表記・順番早見表

用途や利用シーンごとの「名前の順番」および「表記ルール」を早見表にまとめました。

利用シーン・用途順番の標準表記の具体例(山田 太郎)特徴・注意点
パスポート・公式文書姓 → 名YAMADA TARO全て大文字の「ヘボン式」を使用
クレジットカード名 → 姓 (または 姓 → 名)TARO YAMADAカード会社により異なるが名→姓が多め
ビジネス名刺・メール姓 → 名 (または 名 → 姓)YAMADA Taro / Taro Yamada姓を大文字にすると識別しやすくなる
海外論文・公的発表姓 → 名YAMADA, Taro文化庁の指針では「姓→名」を推奨

名前のローマ字(英語)表記はどっちが先?順番のルール

英語で名前を書く際、苗字(姓)と名前(名)のどちらを先に書くべきか、場面ごとのルールを解説します。

パスポートや公式文書は「姓→名(名字が先)」

日本のパスポート(旅券)では、旅券法施行規則に基づき「姓(SURNAME)→ 名(GIVEN NAME)」の順番で表記されます。

  • 例:KAWASHIMA Eiji(川島 永嗣)
  • 例:NISHIKAWA Shusaku(西川 周作)

アジア圏(中国・韓国・ベトナムなど)や一部の欧州国(ハンガリーなど)でも、公式には「姓→名」の順が標準とされています。

海外・クレジットカード・日常会話は「名→姓(名前が先)」も一般的

欧米諸国では「名(ファーストネーム)→ 姓(ラストネーム)」の順番が一般的です。そのため、外資系企業の書類やクレジットカード、海外ホテル予約などでは「名→姓」の表記が広く使われています。

  • 例:Taro YAMADA(山田 太郎)

文化庁が推奨する「姓→名」の国際表記方針

2000年および2019年の文化庁(国語審議会)の答申では、言語や文化の多様性を尊重する観点から、英語で日本人名を表記する際も日本語本来の「姓→名」の順で表記することが望ましいと示されています。姓と名を明確に区別したい場合は、「YAMADA Taro」のように姓を全て大文字にするか、「YAMADA, Taro」のようにコンマを挟む方法が効果的です。

ヘボン式ローマ字の基本ルールと間違えやすい名前の書き方

日本人の名前をアルファベットで表す際は、パスポートでも採用されている「ヘボン式ローマ字」を用いるのが原則です。

長音(「う」「お」伸ばす音)の扱い

ヘボン式では、原則として長音を表す「O」や「U」は表記しません。

  • 「石井(いしい)」:ISHII(「い」を重ねて表記)
  • 「修一(しゅういち)」:SHUICHI(「U」を重ねず「SHU」とする)
  • 「えいじ(えいじ)」:EIJI
  • 「佐藤(さとう)」:SATO(「SATOH」や「SATOU」とは書かないのが原則)

※パスポート等で「SATOH」などの非ヘボン式表記を希望する場合は、事前の申請や渡航実績の証明が必要になることがあります。

撥音(「ん」の音)のルール(B・M・Pの前)

「ん」は原則「N」と表記しますが、B・M・Pの直前に来る場合は「M」に変わるルールがあります。

  • 「難波(なんば)」:NAMBA(Bの前なのでM)
  • 「本間(ほんま)」:HOMMA(Mの前なのでM)

【保存版】ヘボン式ローマ字一覧表(五十音・濁音・拗音)

名前を正確にローマ字変換するための基本一覧表です。

清音(あ行〜わ行)

あかさたなはまやらわ
AKASATANAHAMAYARAWA
いきしちにひみ-りゐ
IKISHICHINIHIMI-RII
うくすつぬふむゆる-
UKUSUTSUNUFUMUYURU-
えけせてねへめ-れゑ
EKESETENEHEME-REE
おこそとのほもよろを
OKOSOTONOHOMOYOROO

濁音・半濁音・拗音

がざだばぱ
GAZADABAPA
ぎじぢびぴ
GIJIJIBIPI
ぐずづぶぷ
GUZUZUBUPU
げぜでべぺ
GEZEDEBEPE
ごぞどぼぽ
GOZODOBOPO
きゃしゃちゃにゃひゃみゃりゃぎゃじゃびゃぴゃ
KYASHACHANYAHYAMYARYAGYAJABYAPYA
きゅしゅちゅにゅひゅみゅりゅぎゅじゅびゅぴゅ
KYUSHUCHUNYUHYUMYURYUGYUJUBYUPYU
きょしょちょにょひょみょりょぎょじょびょぴょ
KYOSHOCHONYOHYOMYORYOGYOJOBYOPYO

よくある質問(Q&A)

Q
「石井」のローマ字表記は ISHI ですか? ISHII ですか?
A

「ISHII」が正しい表記です。

ヘボン式では「I」の長音(「い」が重なる音)は消さずに「II」と並べて表記するため、「石井(いしい)」は「ISHII」となります。

Q
パスポートの名前表記はすべて大文字で書きますか?
A

はい、パスポートの券面はすべて「アルファベット大文字」で印字されます。

申請書や航空券(eチケット)の手配時も、パスポートと完全に一致するよう大文字(例:YAMADA TARO)で統一するのがトラブルを防ぐコツです。

Q
イニシャルで表記する場合の順番やドットの付け方は?
A

「T. Yamada」のように「名前の頭文字+ドット 苗字」で書くのが一般的です。

苗字をイニシャルにする場合は「Taro Y.」や「YAMADA, T.」のように記載します。

まとめ

名前のローマ字表記は、パスポートや公式文書では「姓→名」の順番と「ヘボン式」ルールを用いるのが基本です。ビジネスや海外でのコミュニケーションでは、相手が識別しやすいように「YAMADA Taro」のように姓を大文字で強調する工夫も役立ちます。正しい表記を身につけて、書類作成や手続きをスムーズに進めましょう。

株式会社アトランテでは、企業様の海外向け資料作成やWeb記事・プレスリリースの英文・ローマ字表記の校正・編集支援を行っています。社内の表記ガイドライン作成に関するご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。