英語で名前を書く時の姓と名の順番…ヘボン式ローマ字表も紹介

こんにちは、大西です。

今回のテーマは、「英語で名前を書く時の姓と名の順番」です。

編集や出版の仕事を続けていると、サッカー選手の名前をローマ字で掲載することが多々あります。

その際には必ず、姓と名の順番を統一します。

表記がばらばらだと見栄えが良くないですからね。

英語で名前を書く時の姓と名の順番を知りたい。ヘボン式ローマ字に変換したい。そんな方のために、姓と名の順番の事例とヘボン式ローマ字を紹介します。

英語で名前を書く時の姓と名の順番

手元にある自分自身の持ち物で、姓(名字)と名(名前)のローマ字の順番を調べてみたところ、

  • クレジットカードは「名→姓」の順番
  • パスポートは「姓→名」の順番

となっていました。

「姓→名」の事例

参考までに、サッカー界で採用されいてる順番も調べてみました。

JFA公式サイトの日本代表メンバーだと、

  • 川島永嗣 KAWASHIMA Eiji
  • 権田修一 GONDA Shuichi
  • シュミット・ダニエル SCHMIDT Daniel

と表記されていました。

つまり、パスポートと同じで「姓→名」の順番です。

アメリカ生まれのGKシュミット・ダニエル選手も、他の選手と同じように、姓の「シュミット SCHMIDT」を先に表記しています。

また、浦和レッズ公式サイトを見ると、

  • 西川周作 NISHIKAWA Shusaku
  • 福島春樹 FUKUSHIMA Haruki
  • 石井僚 ISHII Ryo

と表記されていました。

つまり、日本代表と同じで「姓→名」の順番です。

ちなみに、「姓→名」の名前は、日本のほかに中国、韓国、ベトナムなどアジアの数か国と、欧米ではハンガリーで用いられているそうです。

「名→姓」の事例

ところが、Jリーグ公式サイトだと、順番が逆です。

Jリーグ公式サイト内の浦和レッズ選手一覧を見ると、

  • 西川周作 Shusaku NISHIKAWA
  • 福島春樹 Haruki FUKUSHIMA
  • 石井僚 Ryo ISHII

と表記されていました。

つまり、クレジットカードと同じで「名→姓」の順番です。

また、ガンバ大阪公式サイトを見ると、

  • 東口順昭 Masaaki HIGASHIGUCHI
  • 一森純 Jun ICHIMORI
  • 石川慧 Kei ISHIKAWA

と表記されていました。

Jリーグ公式サイトと同じで「名→姓」の順番です。

つまり、サッカー界で統一されているわけではなく、組織ごと、チームごとに定めているようです。

ヘボン式ローマ字に変換しよう

名前をローマ字にするときは「ヘボン式ローマ字」を使います。

ヘボンとは、米国人宣教医J.C.Hepburn(J.C.ヘップバーン)のこと。

1867年にヘボンの「和英語林集成」が出版されて、そこで使われた綴りをもとに、羅馬字会、ローマ字ひろめ会が修正を加え、ローマ字ひろめ会が1908年にヘボン式ローマ字を発表したそうです。

旅券法施行規則第五条第2項「旅券の記載事項」では、基本的にパスポートの氏名は「ヘボン式ローマ字」を使って表記することとなっています。

▼ヘボン式ローマ字表

AKASATANAHAMAYARAWA
IKISHICHINIHIMIRII
UKUSUTSUNUFUMUYURU
EKESETENEHEMEREE
OKOSOTONOHOMOYOROO
GAZADABAPA
GIJIJIBIPI
GUZUZUBUPU
GEZEDEBEPE
GOZODOBOPO
きゃしゃちゃにゃひゃみゃりゃぎゃじゃびゃぴゃ
KYASHACHANYAHYAMYARYAGYAJABYAPYA
きゅしゅちゅにゅひゅみゅりゅぎゅじゅびゅぴゅ
KYUSHUCHUNYUHYUMYURYUGYUJUBYUPYU
きょしょちょにょひょみょりょぎょじょびょぴょ
KYOSHOCHONYOHYOMYORYOGYOJOBYOPYO

以上、今回は、姓と名の順番とヘボン式ローマ字をご紹介しました。