こんにちは、大西です。
今回は、「本の部位 名称一覧」をご紹介します。
本を作る上で、部位の名称を覚えておいたほうが、デザイナーや印刷会社担当者と会話するときに何かと便利です。
というわけで、一つずつ名称を紹介していきます。
本の部位 名称一覧
今回は本の中でも「書籍の部位の名称」を紹介します。
名称を覚えたら、本棚にある本のページをめくってみましょう。
装丁家のこだわりが随所に感じられるはずです。
カバー
一番外側に巻かれている紙をカバーと言います。
カバーのデザインはとても大事。本屋で手に取ってもらえるカバー、ネットで選んでもらえるカバーを作りたいですよね。
カバーのさらに外側に帯が巻かれていることもよくあります。
そで
カバーを内側に折り返した部分をそでと言います。
本の要約や著者のプロフィールが印刷されている場合もあります。
表紙(ひょうし)
カバーを外すと見える、本を保護する外側の紙。通常は厚手の紙を選びます。
背(せ)
本を束ねている部分を背と言います。
通常はカバーと同じように本のタイトルや著者名、出版社名が印刷されています。
見返し(みかえし)
表紙の裏に貼られている紙です。表紙と本の中身をつなぐために用いられます。
本によって紙の種類や色が違っていて、装丁家のさりげないこだわりを感じます。
本棚にある本の見返しを見ていくと意外と面白いですよ。
扉(とびら)
表紙をめくり、見返しをめくると出てくるのが、本のタイトルや著者名、出版社名が書かれた扉です。
ノンブル
ページを表す数字です。フランス語です。
一般的な書籍では、右ページの右下、左ページの左下に入っています。
辞書では右ページの上、左ページの上に入っている場合もあります。
柱(はしら)
ページ上の余白や、ノンブルの横に入れる章のタイトルを柱(はしら)と言います。
本によって柱の入れ方に違いがあるので、本棚にある本を見てみると面白いですよ。
版面(はんづら)
ページ内の、余白を除いた、文字が印刷される部分を版面(はんづら)と言います。
たっぷり余白がある本もあれば、逆に余白が少ない本もあり、とても興味深いです。
というわけで今回は、「本の部位 名称一覧」をご紹介しました。
本を作る上で、部位の名称を覚えておいたほうが何かと便利ですよ。