一眼レフカメラ ホワイトバランスの設定方法

一眼レフカメラの使い方に関する質問をツイッターで募集し、スポーツカメラマンの兼子愼一郎さんに話を聞きました。

構成=大西 徹

――今回ありがたいことに一眼レフカメラの使い方や撮り方に関するご質問をたくさんいただきました。

「ありがとうございます」

――最初のご質問です。「遠くにいる選手の表情をきれいに撮る方法を知りたい」というお便りが届いています。

「まず、きれいに撮れない原因が、ブレてるからなのか、感度を上げすぎているからなのか、ピントが合ってないからなのか、ホワイトバランスがうまく決まらないからなのか。写真の元データを見ればだいたい分かると思います」

――原因を推測できるんですね。

「そうですね。この方のレンズは『SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM』で、ナイターでは少し暗いと思います。シャッタースピードを上げると感度も上がって、きれいにはならないかもしれません。ただ、感度を上げないと、絞りは開けないのでシャッタースピードが遅くなってブレる可能性が出てきます」

――そうなんですね。

「遠くにいる選手の表情を撮ってトリミングするのであれば、まずは最も高い記録画質に設定することですね。あとは、もしPhotoshopを使えるならJPEGではなくてRAWで撮る方法もあります」

――兼子さんはRAWで撮っているんですか?

「いえ、JPEGで撮っています。レタッチすることを考えたらRAWのほうがいいですけど、僕らはスタジアムからデータを送るのでJPEGにしています。RAWとJPEGはどちらでも問題ないですし、まずは最も高い記録画質に設定して、画質が荒れないように感度を下げて、シャッタースピードも下げてブレないように撮影してみましょう。被写体が遠くにいればブレにくいので試してみてはいかがでしょうか」

――続いて、「プロの方はスポーツモードを使っていますか?」というご質問をいただきました。

「スポーツモードは使ってないですね」

――普段使っているカメラにスポーツモードはあるんですか?

「調べてみましょうか」

――「SCN」という文字はダイヤルにないでしょうか?

「僕が使っているボディにはダイヤルがないですね。スポーツモードのようなシーンに合った撮影モードも僕のカメラにはないんです」

――そうなんですね。もう一つ、「昼と夜、時間によって設定の違いは?」というご質問も届いています。

「シャッタースピード、絞り、感度、ホワイトバランス、全部その都度、時間帯によって調整していて、撮影する場所や太陽の角度によっても変えていますね。設定の組み合わせは無限大でケース・バイ・ケース。撮影目的によっても設定を変えています」

――そうでしたか。

「普段スポーツモードを使っている方が昼と夜で設定を変えるとしたら、客席から撮るときにホワイトバランスを調整するといいかもしれません。『オートホワイトバランス』だと芝生の色に影響を受けやすいので、選手の肌の色が自然な感じになるように設定を変えてみるのがおすすめです」

――もう一つ、「スタジアムで最前列の席から撮る際の工夫などはありますか?」というご質問です。

「最前列の席だとそんなに高さはなくて、選手を撮るときに何かに遮られることもあると思います。そういうときは、写真をトリミングすることを前提に、選手が何かに遮られないタイミングを狙って撮ることを心掛けてみてはいかがでしょうか」■

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