こんにちは、大西です。
今回のテーマは、「コート紙とマットコート紙、印刷の用紙を比較」です。
印刷会社に紙の種類を伝えるとき、どうすればいいか一瞬迷いますよね。
- これから印刷会社に印刷を発注する。
- でも、どんな紙にすればいいか分からない。
- コート紙とマットコート紙の違いを知りたい。
そんな方のためにコート紙とマットコート紙の違いを調べましたので、ぜひご覧ください。
コート紙とマットコート紙、印刷の用紙を比較
冊子やポストカードを発注するときに、用紙選びは欠かせません。
通常はコート紙とマットコート紙のどちらかを選ぶことになります。
その際、光沢と厚さに注目します。
コート紙とは
コート剤を塗布した用紙です。
紙を触った時につるつるとしています。
光沢があり、色の再現性に優れるため、ポスターやカタログ、ポストカードによく使われています。
商品の色に特徴があり、写真を鮮明に印刷したい場合は、コート紙を選んだほうがいいでしょう。
写真の多いファッション誌でもよく使われています。
マットコート紙とは
光沢を抑え、質感と風合いのあるコート紙です。
コート紙よりも色がややくすんだ「つや消し」のような仕上がりになります。
つやがないため、印刷された文字が読みやすいのが特徴です。
名刺や書籍の本文によく使われています。
書き込みがしやすいので、年賀状やポストカードにも適しています。
ポストカードの厚さで比較
用紙の厚さはkgで表します。
(詳しい説明をすると長くなるのでここでは省きます)
印刷会社のグラフィックとラクスルでポストカードを注文するとき、用紙の厚さは以下の中から選べます。
グラフィック
オンデマンド品質 両面カラー
- コート紙 180kg、225kg、265kg、310kg、360kg
- マットコート紙 180kg、220kg
オフセット品質 両面カラー
- コート紙 165kg、180kg、195kg、225kg、265kg、310kg、360kg、400kg
- マットコート紙 160kg、180kg、220kg
参考:オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い比較…メリットとデメリット
ラクスル
- 光沢紙(アートポスト) 標準(180kg)、厚手(220kg)
- マット紙(マット) 標準(180kg)、厚手(220kg)
厚みのイメージ
数字を見ても厚みをイメージできないと思います。
グラフィックが公式サイトに掲載している以下の情報が参考になります。
いずれもコート紙の厚みです。
- 165kg 薄手の名刺ほどの厚み
- 180kg 官製はがきより若干薄め
- 195kg 官製はがきより若干厚め
- 225kg 丈夫なポストカードほどの厚み
- 265kg かなり厚手のカードほどの厚み
『SHONAN BOOK』ポストカードの場合
弊社で『SHONAN BOOK』の特典としてポストカードを作ったときは、以下のような内容で注文しました。
- オンデマンド品質
- 表面カラー/裏面モノクロ
- コート180kg
「コート180kg」なので、「官製はがきより若干薄め」です。
まとめ
つやを出したいときは「コート紙」、少しつやを抑えたいときは「マットコート紙」を選びましょう。